お知らせ
外来だより 2023年 3月号
2023年03月01日
令和5年に入り、あっという間の3月。草花の芽吹きを感じられる春がそこまでやって来ています。とは言え、まだ肌寒さもあり、この時期の体調管理はとても大変です。コロナやインフルエンザなどの予防もしっかり行いながら、春の訪れを楽しめたら嬉しく思います。
3月といえば、ひな祭り。日本には五つの節句があり、1月7日人日(じんじつ)七草の節句、3月3日上巳(じょうし)桃の節句、5月5日端午(たんご)端午の節句、7月7日七祭(しちせき)星祭、9月9日重陽(ちょうよう)菊の節句です。ひな祭りとはこの中の桃の節句の事で、ひな人形は女の子の身代わり人形として飾り、健やかな成長や幸せを守ってくれる存在となりました。
中国では、上巳の節句には水辺で身を清める禊(みそぎ)の儀式がありこの儀式が日本に伝わり転じて今のひな祭りとなったようです。私たちに馴染み深いひな祭りと変化し始めたのは江戸時代と言われています。
戦後日本に新たな祝日を設けようという事になり桃の節句も端午の節句も祝日とする案が出ましたが気候が暖かくなる時期という事もあり5月5日「こどもの日」を男女関係なくお祝いすることになりました。ですから、男の子だけ祝日になったというわけ訳ではありません。近年少子化が進み不安な気持ちにもなりますが、いつの時代にも、未来を担う子供たちが幸せで健やかに成長することを願いたいと思います。
さて花粉症シーズンもピークを迎え辛い思いをされている方も多いのではないでしょうか。今年は前年度に比べ全国的に花粉の飛散量が多くなる見通しです。前シーズン症状の軽かった方もしっかり対策をして乗り切りましょう。