お知らせ
外来だより 2024年 9月号
2024年09月01日
日中はまだ暑い日が続いていますが、朝夕に秋らしい気配を感じられるようになってきました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて9月といえば敬老の日がありますね。私の祖父母は趣味で菊をたくさん育てていました。ちょうどこのくらいの時期からは庭が菊の鉢であふれかえっていて色鮮やかな景色が広がって綺麗だったことを今でもふと思い出します。過去を思い出して懐かしむなんて自分も年を取ったなと感じますが、右田眼科に入社してたくさんの先輩や後輩の退社を見送りつついつの間にか長い年月が過ぎ、当院に来院してくださる方もずいぶん年を重ねていることに対して感慨深い気持ちでいっぱいです。例えば出会った頃が七十歳代だったら今は九十歳代になっているなんて信じられません。時の流れは早いものですね。以前と全く変わらないなと思う方はもちろんいらっしゃいますが、杖をついてくるようになったとか、耳が遠くなったのだなとか、考えれば確かにちょっとずつの変化が見受けられます。待合室でじっと座って待つのもきつくなってきているだろうそんな中「勤めて長いな」「あなたは声で分かる」など暖かく見守っていて下さっている姿にありがたく思いつつ、逆に元気を分けてもらっています。年上の方とお話しするのは学ぶこともありますし、仮に世間話だったとしてもその場の雰囲気が楽しくて大好きです。それを糧にまた頑張ろうと思えます。たとえその日に私が声を掛けられなかったとしてもお越しになっていることは常にチェックさせてもらっていますよ。久しぶりなどは関係ありません。お名前がすぐに思い出せなくてもお顔や雰囲気は頭の片隅に残っています。その引き出しをあけにぜひいつでもいらして下さい。右田眼科で変わらずお待ちしています。