お知らせ
外来だより 2023年 1月号
2023年01月01日
明けましておめでとうございます。
昨年は日本列島を襲った新型コロナウイルスがやや勢いを減じたところにオミクロン株亜種BA5が出現し、第8波となってせっかく収束しかけたところに水を差す形となりました。子供の感染が増加しており、親の世代にも感染の拡がりがみられます。大分県でも1日の感染者数が日増しに増加しており、危機的状況となっています。
厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症について、感染症法上で危険度が2番目に高い「2類」から法的位置づけの見直しに向けた作業を始めました。季節性インフルエンザと同じ「5類」への引き下げも視野にいれ、見直しが必要か検討を始めました。しかし、後遺症などの解明も進んでおらず、専門家組織のメンバーからは慎重な意見も出ています。
当院は外来のみならず入院施設も備えているため、院内感染やクラスター防止にむけ、面会制限や各種制限を昨年同様継続して行っています。外来、入院患者の皆様にはご不便をおかけしますが、なにとぞご理解ご協力のほどお願いいたします。
近年日本人の食生活やスマートフォン、パソコンの使用などによる環境の変化に伴い、目の病気が明らかに増えつつあります。たとえば加齢黄斑変性、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症など、食生活や私たちの環境の変化のよって引き起こされている目の病気です。また、緑内障も自覚症状に非常に乏しいため、当院でも手遅れになってから発見されるケースが多く見られました。
こういった眼疾患に対して、さらなる啓発を続けてゆきたいと思います。人生を有意義に過ごすために、視力を残存することは非常に大切です。安心して皆様が受診でき、適切な時期に適切な治療が受けられるよう職員一同誠心誠意尽くしてゆきたいと思います。
本年も満足度の高い患者さん中心の眼科医療を目指して日々精進して参ります。何卒よろしくお願いいたします。