お知らせ

外来だより 2023年 7月号

2023年07月01日

梅雨が明け、本格的な夏がやって来ましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?
日々の診療の中で「もう、年だから」そんな言葉を時折、耳にします。加齢によって身体的にいろいろな変化が出てきます。腰が曲がったり、歩幅が狭くなったり、耳がきこえづらくなったりします。目にも加齢に伴っていろいろな変化が出てきます。涙の抜ける道が細くなって涙があふれやすくなったり、白目の所が弛緩してコロコロするような違和感が出たり、まぶたの筋力が弱ってまぶたがさがってきたりなど様々な変化が出てきます。加齢によっておこる病気の中でも代表的なものが白内障です。カメラでいうところのレンズ(水晶体)が加齢によりタンパク質が変性することによって白っぽく濁ってくる病気です。症状としては“かすむ”“見えにくい”“膜が張ったように見える”“光をまぶしく感じる”などです。
 「最近見えにくくなった。もう年だからかな?」と言われる患者さんも多いのですが、中には検査を進めると、見えにくい原因がメガネがあっていないためだったり、ブドウ膜炎など加齢によるものではない病気が原因であることもあります。
 “見えにくいのは年のせい”にしてしまうのではなく一度眼科を受診してみてはいかがでしょうか?