お知らせ

外来だより 2025年 3月号

2025年03月01日

 日毎に春らしくなってきましたが皆様いかがお過ごしですか?
卒業シーズンに入りこれから新生活が始まる方も多いのではないでしょうか。
例年この季節になるとコンタクトを使い始める患者さんが増えていきます。コンタクトレンズは整容面や、スポーツをする時に邪魔にならないなどメリットもありますがデメリットもたくさんあります。
長時間の装用や誤った手入れにより感染性角膜潰瘍などのコンタクトレンズ障害を引き起こすこともあり最悪の場合失明に至ることもあります。
 日本眼科医会の調査ではコンタクトレンズ装用に伴う眼障害が年齢別に10歳代が13.6%、20歳代が38.6%、30歳代で25.0%、40歳代が6.8%、50歳代が9.1%、60歳代が6.8%と青年期がピークで障害を起こしやすいといわれています。それらの原因として挙げられるのは眼科での定期的な検査、診察を受けていないことや量販店やインターネットなどの通信販売を利用してコンタクトレンズを購入していることが考えられます。これにより不適切な使用やずさんなレンズケアによってコンタクトレンズ障害が増加していきます。
こういったことが起きないために正しくコンタクトレンズを扱いましょう。
 まず、コンタクトレンズは高度管理医療機器と言い透析器や人工呼吸器ななどと同様に分類される高度な医療用具です。必ず眼科で検査、診察を受けてから処方してもらいましょう。なかには自己判断で量販店やネット通販で購入する方がいますがコンタクトレンズはメーカーによってレンズデザインが異なり、メーカーが異なると度数が同じにならないこともあります。
 そして装用時間を守って使用すること。1日のレンズ装用時間は12時間を超えないようにし、週に少なくとも1~2日はコンタクトレンズを使わずに眼を休ませましょう。入れたままの居眠りは厳禁です。コンタクトレンズを使用していない間は眼鏡で過ごすよう家に帰ったら眼鏡に変える癖をつけましょう。眼鏡の度数が合っているか定期的にチェックしておくことも大事ですね。
 最後に目の調子が良くても3か月に1度は定期検査を受けましょう。角膜に傷が入っていても自覚しないこともあります。そのまま放置していると傷から細菌が入り痛みや充血を伴い、気付いた時には重篤なレンズ障害をきたしているかもしれません。
これらのことを守りながら正しく、上手にコンタクトレンズと付き合っていきましょう。