外来だより
外来だより 2011年 12月号
2011年12月01日
今年の冬は、寒いと予想されながらも、先月までは、私共の住んでいる大分の地は半袖でも過ごせるような暖かさでした。12月に入り冬が来たことを実感する寒さになってまいりましたが、大分でこの寒さということは、被災地の東北の方は仮設住宅などで、寒さ対策は十分なのだろうか?と、とても心配になります。
皆様、体調管理は大丈夫でしょうか?
さて、一年を振り返る時期となりましたが、今年もまたいろいろなことがあり過ぎました。
全国各地で、伊達 直人名義の匿名の寄付があり、「まだ、日本も捨てたものではないな」とウキウキしている時の、東北沖の巨大な地震、大津波、自然災害の怖さを改めて考えさせられるものでした。日本中でたくさんの支援の輪が広がり、少しずつ動き出した夏、明るいニュース女子サッカーW杯で代表チームの「なでしこジャパン」が初優勝!!
たくさんの人が感動をもらい、勇気をもらい一瞬でも笑顔になった瞬間だったのではないでしょうか。また笑顔から一転台風12号、15号の日本直撃でまた全国に数多くの被害が出てしまいました。
今年の日本は試練の一年だったのかもしれませんが、しかし、後ろを向いていても一歩も前に進みません。皆が一歩でも前に踏み出せるような日本を、期待しているのではないでしょうか。
本来被災地の方々に勇気と元気を与えないといけない立場で、ニュースを見ていて逆に勇気と元気をいただいていると感じるのは私だけなのでしょうか。
今回の震災を教訓とし、私共のような小さな医療機関でも何かお役に立てないかと、自家発電装置を設置致しました。使うことの来ない日を願いながら、もしもの時に少しでもお役に立てればと考えました。地域から全国に手助けの輪が広がると良いですね。
2012年明るいニュースが日本中を駆け巡ることを期待します。
(C.N)
2011年12月1日