外来だより
外来だより 2011年 3月号
2011年03月01日
まだまだ冷たい風にも春の気配が感じられる今日この頃。今年もとうとう花粉症の季節がやってきました。「今年は、ひょっとしたら花粉症が治っていたりしていないかな~」と、毎年のように思いつづけて、年々悪くなるばかり・・・。先日、病院へ駆け込みました。花粉症歴14年目となりました。
今年は都市部では、5~10倍もの花粉飛散量が予測されています。一方、九州地方では、昨年の日照不足と大雨の影響で、例年並みかやや多いという見方もあるようですが、県内でも本格的なスギ花粉の飛散が始まっており、これから暖かくなるにつれ、多くなってきますので、花粉症の方にとっては、十分に要注意なレベルです。
花粉症の症状を予防するには、花粉を鼻や目に入れない工夫が大切です。外出時はマスクやメガネでしっかりガードをしましょう。花粉は髪の毛にも付着するので、長い髪はまとめ、帽子をかぶると良いでしょう。又、綿やウールは花粉が付きやすいため、上着はポリエステルやナイロンなど表面のツルツルしたものがお勧めです。家の中に入る前に帽子、マフラー、コートは、特に念入りにはらうようにして、せめて家の中は快適に過ごせるようにしたいものです。
普段コンタクトレンズを使用している方は、花粉がレンズと結膜の間で擦れて炎症が起こりやすくなるので、この時期だけでもメガネに替えると良いですね。
しばらくは憂鬱な毎日ですが、テレビやインターネットで花粉情報をチェックし、飛散の多い日は、外出をさけるか、万全な対策でのりきりましょう。
(K. S.)
2011年3月1日