外来だより

外来だより 2010年 5月号

2010年05月01日

若葉が眩しく輝く季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?4月は時折、寒い日もあり、春を感じる日がいつもより少なかった気がします。外来にお越しの患者さんも薄着の方は少なく、長袖の上にジャケットあるいはジャンパー等を羽織っている方がほとんどでした。皆さん声をそろえて「寒い、寒い」とおっしゃっていました。冬物をクリーニングに出せないという方も多いようでした。「暖かい春」が待ち遠しいです。しかし、いよいよ5月。今年は5月の5日が立夏で、暦の上ではもう夏です。
皆さんは“5月”と聞くと、どのような言葉が思い浮かびますか?
端午の節句、母の日やゴールデンウィーク、鳥が好きな方は愛鳥週間というような言葉が浮かぶかもしれません。

では、“五月”がつく言葉はどうでしょう?五月人形、五月病、読みかたが変わって五月晴れ(さつきばれ)、五月雨(さみだれ、さつきあめ)、中には五月蝿い(うるさい)なんて言葉もあります。“五月晴れ”は、今では五月のよく晴れた天気をさしますが、元々は旧暦の五月(新暦の6~7月)つまり、梅雨時期の晴れ間をさす言葉でした。そして、“五月雨”は梅雨の別名です。“五月蝿い”は“煩い”とも書きますが、五月のハエはうるさいことから戯れた当て字だそうです。

子供の日イメージ 辞書で調べるとその他にも“五月”とつく言葉がまだあります。不思議と五月に関する言葉は他の月に比べると多いのです。月によっては、その月に関する言葉が一つも無いものもあります。こうしてみると5月が特別な月のような気がしませんか?特別な5月を満喫して下さい。

(S.O)

2010年5月1日