外来だより
外来だより 2010年 4月号
2010年04月01日
桜の花が綺麗な季節になりました。そして、花粉症の時期になりました。私は今年とうとう花粉症デビューをしました。目のかゆみはないのですが、くしゃみが止まらず鼻水もたくさん出ます。日によっては喉もかゆく咳も出ます。最初は風邪かと思ったのですが、晴れの日だけ症状が出て何週間も続くのできっと花粉症だと思います。現在、日本人の約25%が花粉症だといわれています。2月頃からスギ花粉の飛散が始まり4月下旬に飛散が少なくなります。そして、ヒノキ科花粉の飛散がはじまり、5月末頃まで続きます。
目の症状としてはかゆみです。毎年花粉症になる方は症状が出る前からの点眼がおすすめです。花粉症などのアレルギーは、症状が悪化すると薬が効きづらくなります。しかし、軽いうちに薬を使い始めると、花粉の飛散量が多くなった時期でも症状をコントロールしやすく、そのシーズンの症状を軽くすることができる可能性があります。
対策としては花粉が体に入ってこないようにする工夫や注意が大切です。花粉の飛散の多い日は特に注意が必要です。1日のうち飛散の多い時間帯(午後1時~3時頃)の外出をなるべく控えましょう。外出時は帽子・メガネ・マスク等を身につけて、上着もツルツルした素材がベストです。家に入る前は服に付いた花粉を叩いて入り、洗顔やうがいを行う。洗濯物、布団にも注意です。掃除はこまめに行ってください。油断は大敵。症状を軽くするために、がんばりましょう。
(M.W)
2010年4月1日