外来だより
外来だより 2014年 8月号
2014年08月01日
暑さますます厳しく、しのぎ難い毎日がつづいております。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
暑い日が続くと心配なのが熱中症です。環境や社会の変化にともない、近年、ニュースなどでよく見聞きするようになりました。熱中症は夏の暑い日射しの下での運動と作業する時だけでなく、高温多湿の室内で過ごしている時も多くみられます。室内にいれば、必ずしも大丈夫というものでもないのです。熱中症を起こしやすい年代は、乳幼児や高齢者ですが、正しい知識があれば、予防することができます。ますます気温の上昇するこれからの時期、症状が深刻な時は、命に関わることも起こりえます。特に高齢の方は次の点に気をつけて、過ごしましょう。
1.こまめに水分補給をする。(汗をたくさんかいた時はスポーツドリンクの方が良い)
2.シャワーやタオルで体を冷やす。
3.暑い日は無理をしない。
4.部屋の風通しを良くする。(外の気温が高いと逆効果になるので扇風機やエアコンを活用しましょう)
5.部屋の温度を測る。
6.涼しい服装をする。
7.涼しい場所、施設を利用する。
8.緊急時、困った時の連絡先を確認する。などです。
以上のような自分でできる熱中症対策を心がけ、この暑さを乗り切りましょう。
さて、話は変わりますが、先日、夜道を歩いていると、風鈴の音が聞こえてきました。風鈴の音に涼を感じるのは、日本の文化ならではかもしれません。ただ一緒にいた子供達が共感したのかどうかは怪しいところです。時と共に文化も変わっていきますが伝えなければ消えてしまいますね。猛暑辛い時期ではありますが、夏を乗り切る日本の知恵(すだれ、浴衣、甚平、かき氷、そうめん流し・・・など)を折にふれ取り入れてみるのも楽しいかもしれませんね。皆様どうぞご自愛くださいませ。
(KK)