外来だより
外来だより 2015年 5月号
2015年05月08日
若葉が目に眩しく、吹く風にも初夏の香りがします。心も体も清々しさを感じる季節になりました。
新社会人、学生の皆さんも1カ月が過ぎ少し生活に慣れてきたのではないでしょうか?
当院の新人スタッフも毎日頑張っています。
さて、春は別れがあり、出会いがあり、そして色々な面で成長を感じる季節ですね。
私ごとですが、3月末に障害を持つ子供たちの卒園式に参加する機会がありました。一般の幼稚園児とは違って一人では歩けず、車いすや抱っこ、又は酸素吸入をうけながらの入場の子供達もいました。こんなにたくさんの子供たちが障害を抱えつつ頑張って生きているのだなと本当にびっくりしました。
しかし、もっとびっくりしたのは、その時の子供たちのあどけない笑顔。障害を抱えている事を気にもさせない、とても可愛らしい素敵な笑顔でした。
その成長を支えてきたご両親の涙・・・私も胸が熱くなり、涙してしまいました。
世の中には色々な病気や障害をかかえて生活をしている方々がたくさんいらっしゃる事、改めて今ある健康のありがたさを感じさせられた1日でした。
5月は子供の日もあり、今またあの感動を思い出しつつ、小さな孫たちの成長が楽しみでたまりません。
話は変わりますが、歳のせいか最近ちょっとした事で涙があふれる時が多くなりました。
涙は、人特有の現象なのだそうですが、涙の成分には栄養分となったり、細菌、紫外線から目を守る雑菌を消毒する役割があるそうです。嬉しかったり、悲しかったり、感動したり、大笑いしたりと気持ちの赴くままに、たくさん泣いて心も目も綺麗になれば素敵な現象なのかなと思うようになりました。
5月に入り、日中は汗ばむほどの気温の高い日もありますが、1年のうちでもとても過ごしやすい季節ですね。ゴールデンウィーク、子供の日、子供や孫たちをどう喜ばしてやろうかな?母の日、どう感謝の気持ちを伝えようかな?そしてまた、たくさんの感動に出会えますように。
(S.M)