外来だより
外来だより 2018年 7月号
2018年07月05日
そろそろ梅雨も終わり、蒸し暑い日々が続いているのではないでしょうか。
夏は七夕、祭り、花火などたくさん楽しい行事があり街が賑わいますね。
最近よく耳にしますが夏と言えば一番怖いのが“食中毒”です。
気温が高くなると細菌が増殖し体内に入ると腹痛、下痢、嘔吐、発熱などといった怖い症状を引き起こします。食中毒の原因となる細菌の種類はサルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、O157、ノロウィルス、カンピロバクターなどが代表となります。昼ご飯がお弁当の方やお子様がいるお母さんは毎日作るのでこの時期は怖いですよね。
今回はお弁当を作る際の対策について少しお話します。ご飯は必ず冷めてから詰めること。食べようと思いふたをあけると水滴が裏についているのはよくない状態で菌は水分を好むので充分に熱を冷ましてから詰めるようにしましょう。
小さじいっぱいのお酢を混ぜると良いそうです。
おかずは必ず全て火を通すこと。冷凍食品を保冷材代わりに使うのもいい手ですが解凍すると水分が出てきて逆に菌が増殖してしまうので自然解凍する時間を目安に計算して詰めること、またその水分が他のおかずに当たらないように仕切りを付けると良いですね。
生野菜はなるべく避けること。使うときは水気をキッチンぺーパーでふき取りましょう。よくポテトサラダなど入れがちですが傷みやすいおかずランキング1位です。マヨネーズも関係していますがじゃがいもは水分がたくさんあるからだそうです。
他にも殺菌作用として梅干し、お酢はよく知られていますがカレー粉、大葉、わさびなども利用しましょう。
いくつかご紹介しましたがこのように食中毒対策をしてお体には気を付けてください。もし腹痛、下痢で体調が悪くなった場合には大丈夫だと思わずに病院を受診しましょう。
(T.H)