外来だより
外来だより 2018年 8月号
2018年08月22日
皆さんはいつ起こるか分からない自然災害に備えて何かしていることはありますか?
日本は地震、火山活動、台風、急峻な地形や急勾配の河川等の地勢条件により、洪水や暴風雨、土砂崩れなどが発生しやすいそうです。
六月に大阪府北部地震があり、先月にはとても大きな被害があった西日本豪雨。八月に入り台風の時期がやってきました。一人ひとりが自然災害の危険性に向き合い、日頃から防災や減災に取り組むことが必要です。まずは自分の住んでいる地域にどのような災害のリスクがあるのかを確認しておきましょう。そのうえでどこに避難をすれば良いのかをあらかじめ調べておくと良いかもしれません。大災害が発生した時には、電気やガス、水道、通信などのライフラインが止まってしまう可能性があります。ライフラインが止まっても自力で生活できるよう、普段から飲料水や非常食などを備蓄しておくことが大切です。また飲料水や食品は最低でも三日分を用意しておくと良いようです。保険証や免許証などの貴重品は日頃から決められた場所に保管しておくといざというときに探しやすいともいわれています。私の家ではいつ起こるか分からない自然災害に備えて家族で避難場所の確認をおこない飲料水や食品は準備しています。避難場所の確認や備えている飲料水や食品の賞味期限が過ぎていないかチェックしてみましょう!保存期間の長い普段食べている物を多めに買っておき、期限の近いものから消費し、使った分を買い足すという「ローリング・ストック方式」も効果的だそうですよ。
普段からの地域のつながりも大切にしていきましょう。阪神・淡路大震災で家の下敷きになった人々の多くを救出したのは家族や近所の人たちだそうです。大規模な災害時の救助や避難などにはご近所同士の助け合いがかかせません。地区の行事などに参加しコミュニケーションをとるなどして交流を深めていく事も良いことです。
大地震や豪雨などの自然現象は人の力でくい止められませんが災害による被害は自分たちの日頃の努力により減らすことができます。いつ起こるか分からない自然災害に備えて見直す良い機会かもしれません。
(T.H)