外来だより
外来だより 2019年 2月号
2019年02月01日
立春とは名ばかりのまだまだ寒い日がつづいていますが、いかがお過ごしでしょうか。新しい年がスタートして、お正月気分もつかの間、早くも1カ月が過ぎました。
お正月には年に1度の行事として、親族が集まり、おせち料理を囲み久々に賑やかに過ごされた方も多いのではないでしょうか。ただ毎年の事ながら、そこでいつも悩んでしまうのが、お年玉の金額についてです。子供たちにとっては普段のお小遣いよりも多くお金をもらえるお年玉。欲しいものを買ったり、貯金をしたりと使い道を考えるだけでも楽しくなるものです。反面、親にとってはいくら渡せばいいのか悩むところ。特に、親戚で集まる場合、失礼でない金額はいくらなのか、年齢に合った金額はいくらなのか考えてしまいます。
今年発表された都道府県別のお年玉平均総額でなんと大分県は32875円で1位でした。大分県には、お孫さんをがっかりさせないようにと張り切る優しいおじいちゃん、おばあちゃんが多いのでしょうか。2位が福井県・山梨県の32500円、3位が鹿児島県の32400円でした。このランキングにはびっくりしました。またお年玉の使い方の調査では、親はお金の価値がわかるまで貯金してほしいと考える方が多い一方、子供達は、貯金せずにゲームや玩具をすぐにでも購入したいと考える子が多く、結果、お年玉の浪費傾向が増えているのが現状のようです。
今年新年早々、ネット通販会社の社長が、100人に100万をプレゼントという太っ腹なお年玉企画で注目を集めましたが、ラッキーにも簡単にお金が手に入ってしまうとお金の価値を見失ってしまいそうな感じもして怖いですね。
この時期、子供たちはいつもとは違ってまとまったお金を手にしていますので、一緒に使い方を考える良い機会です。浪費を恐れて、ただ「貯金しておくから」と勝手に取り上げるだけでなく、お金の価値を伝えたり、将来に備える事など、色々な側面からお金の大切さを考えてみてはいかがでしょうか。
さて、1月よりインフルエンザが猛威を振るっています。予防には小まめな手洗いが1番有効です。まだまだ寒い日が続きますので、くれぐれもお体にお気を付けください。
(S.K)