外来だより

外来だより 2019年 3月号

2019年03月04日

花見

春とは言っても朝夕まだまだ冷え込みますが、皆様にはお変わりなくお過ごしでしょうか。3月は年度末の月でもあり、卒業、進学、就職、転勤など様々な事情でそれまでの環境と別れをする季節でもありますが、寒い時期、何となく日々を過ごしてきた~と言う方もいらっしゃるのでは・・・。今だからこそ、脳の活性化をし、新鮮な気持ちで新しい門出を迎えたいものです。

皆様もご存知でしょうが、私たちの大脳は左右に分かれています。左脳は右半身の運動に関わり、文字の読み書きや会話、問題の解決、物事の判断など論理的に考える働きをしています。右脳は左半身の運動に関わり、ひらめき脳とも呼ばれ、直感的な判断、感性で理解する役割、発想力を持っています。両方の脳をバランスよく働かせる事が大切なのです。

極端な何かに挑戦する必要はなく、例えばいつもと違う道を通って帰宅するだけでも脳細胞間のつながりが強化されます。そのほか、雛祭りやホワイトデー、お彼岸、花見などこれからの季節の行事を通して、初めての料理を作ってみるのもよいと思います。また、初対面の方と思いきって話をしてみたり、日頃行かないミュージシャンのコンサートや美術館など行ってみるのも楽しいかもしれません。習い事を始めてみるなど今まで自分の生活の中になかったような小さな変化を起こすだけで脳に新しい回路が生まれ、記憶力の改善にもつながるそうです。ぜひ、試してみてはいかがでしょうか。

さて来月は新元号の発表があり5月からは新元号に変わります。新しい時代の始まり、今年は記念すべき年になりそうですね。

季節の変わり目、花粉の季節でもあります。くれぐれもご自愛下さい。(S.M)