外来だより

外来だより 2020年 5月号

2020年05月01日

昨年の5月1日から、元号が平成から令和に変わり、早くも1年が過ぎました。新しい時代の始まり、あっという間の中にも様々な出来事があり、思い起こしてみると、「慶祝」「歓喜」「災害」「感染」の4文字が思い浮かびます。

まず『慶祝』ですが、新天皇陛下が「即位礼正殿の儀」内外に即位を宣言されましたが、天皇陛下と皇后雅子様の国民に寄り添う温かい人柄が垣間見え、とても優しい気持ちで国民一同祝福できた事です。

そして10月、ラグビーW杯が日本で開催され、日本代表はベスト8を勝ち取り、日本各地では熱い応援、『歓喜』の嵐!大いに盛り上がりました。大分会場へ応援に行かれた方も多いのではないでしょうか。

一方『災害』台風19号やその後の大雨で想像を絶する被害が続出しました。同じく10月世界遺産「首里城」の火災。燃え広がる火災の様子はテレビでも報道され、とてもショッキングな出来事でした。1日も早い復旧を祈っております。

そして今もなお続いている『感染』昨年末に中国で新型コロナウィルス感染症の発生が報告され、世界各国から毎日発生の報告がされています。日本においても感染事例が相次いで報告される中、国民一人一人が感染を出来る限り抑える為の行動が重要となっています。正しい手洗いの仕方、マスクの着用、咳エチケット、『3つの密(密閉空間・密集場所・密接場面)』を避けるなど、自分が出来る対策をしっかり行う事が大切です。少しでも早く終息し、令和2年、後半は明るいニュースを期待したいですね。

さて、新年度を迎え、新しい職場や新しい仕事、新しい人間関係にもやっと慣れて来る5月。その頃になるとよく聞くのが「5月病」です。「気持ちが沈む」「やる気が出ない」「よく眠れない」「朝起きれない」「食欲がない」「体がだるい」等、思い当たる時は要注意です。新しい環境や生活pose_nobi_woman[1]に適応できず、何とか適応しなくてはと焦りと頑張りが空回りし、一時的に強いストレス状態に陥っていると考えられます。完璧を求めず、焦らないこと。1人で悩まず誰かに話を聞いてもらうこと。規則正しい生活とバランスのよい食事を心掛ける事。睡眠を充分にとること。自分の時間を持ち、適度に気分転換を行うこと等、ふと足を止め、我に帰ってみる時間をもってみましょう。気候も良くなるので、散歩やドライブに出かけて外の空気をたくさん吸って下さい。適度な気分転換をして、心と体をリフレッシュしてのり切りましょう。